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谷口ジロー先生の事。

去る2月11日、漫画家の谷口ジローさんが69歳で亡くなりました。

現時点では死因の詳細は公表されておりませんが、Twitterでは昨年末から
体調を崩されていたとの呟きも見られました。
最初に作品を読んだのはもう遥か昔小学生の時、集英社の漫画シートン動物記です。

イノシシのあぶく坊や

 上記は弟のブログ記事。谷口ジロー作品の画像はありません。
 もっとも当時もこのシリーズ殆どを立ち読みで済ませてしまっており、購入したのは
弟が松田辰彦作画の2冊のみでした。
その代り?未購入の巻も、暗記するほど繰り返し立ち読みしました。

 それからかなり経ち、シートン動物記は漫画アクションの体裁で復活、WEBでの連載も
含めて全4巻が刊行されました。
学習漫画と違い(笑)表現もページ数もそれほどの制限もなく、原作のエッセンスを十分
描写された傑作群でした。やはり最高傑作は「狼王ロボ」でしょうか。やりきれない結末
がひどく苦い「少年と大山猫」も魅力ですが。

 あ、その前に、大人になってから本格的に熱中したのはやはり「孤独のグルメ」からで
すね。これも「金魚屋古書店」で紹介されて初めて知ったという体たらくなので読んだの
はかなり後年になってからですが‥。2008年頃ですね。

 ブランカ201702

 選集、「ブランカ」が出たのは2009年。
当時の自分の別ブログに感想紹介が記されているので、リンクじゃなくて(笑)テキストを
コピペしておきます。


ブランカ、初発表ははや80年代なんですが今回はじめて読みました。
設定からしてこれは師匠である石川球太(現・球人)の未完の傑作
「ウル」へのオマージュ(この言葉も安っぽいイメージしかないんで
あまり使いたくはないんだけど…)たる位置づけなのだなあと今更乍ら
感じ入った次第。軍用犬として生み出された完璧なる殺人兵器ブランカ、
生みの親の博士と共に拉致され、脱走~迫る追っ手、逃走中に触れる
友好的な人間との交遊、博士の孫娘との精神感応~ウルで果たせなかった
顛末が見事に描かれています。
今回の谷口ゴローフェアでは続編である「神の犬」も復刻再刊されます。
…ああまだセンセイの鞄、全部読んでないや(恥)。

 週刊少年チャンピオン連載の石川球太「ウル」、こちらも弟のブログに
記事があります。

石川球太【ウル】は全5巻で完結?

 自分にとってはこれが谷口ジロー作品では一番の傑作かなあと。
当時、子供の私立幼稚園の入学のために面接前夜から父兄が園外で
泊まり込みで待つという、まあ馬鹿げた慣習がありまして(今現在は
定員割れなので無し)、寝袋に入ってブランカを読み耽ったのでなお一層
記憶に穿たれております、寒くて辛かった(泣)。

 ここ数年は、電子書籍が充実していたので夢枕獏原作の「神々の山嶺」、
「K」「捜索者」「猟犬探偵」等々を購入して、幾度となく読み返して
いました。

 寡作というほど作品が少ない訳でもなく、と言って精密で圧倒的な画力
の緻密さにはやはり心が震える思いでしたね。神々の山嶺での登攀の恐ろしさ、
相当な画力がないとまず感じ得ないものです。

 69歳、漫画家としては高齢で、生涯現役で描き続けたといっていい活動で
したがやはり失ってしまうと‥とてつもなく大きい喪失感を抱かずにはおれま
せん。

 また一人、かけがえのない存在が消えてしまいました。唖々。
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