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レディ・イン・ザ・ウォーター

 M・ナイト・シャマランの新作を観て来た。
前作のビレッジは悪評で散々だったので結局今現在も
未見。サイン以来になります。

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(以下、本作のネタばれ、及びシャマランの他映画のネタばれ含みます)
 予備知識は一切無し、タイトルと前売り券の絵のみという
幸運な状態での鑑賞。…この映画の場合、一切の予備知識は
本当に鑑賞の邪魔にしかならないと痛感。

おとぎ話を、現代の人種ない交ぜ、平々凡々な人たちが
大真面目に演じてみせる話という設定を受け入れるには
心を虚ろにして眺めるしかないと思うがどうか。

ストーリーだけを記してしまえば、別世界から来た水の精を
出逢った人たちが元の世界になんとか戻してあげようと協力
するーただこれだけのもの。

シックス・センスにしても、「実は死んでた」っていう
手垢にまみれた話(もしくは「妙に風通しのいいスカスカ
した文章」by筒井康隆、が執拗に書き捨てていたミステリ
ーもどきの短編群みたいな)を、その場にいて他のひとに
は認識されてないけどそうとは気付かせないように描くと
いう手法が斬新で面白かった訳だし、アメコミヒーローの
王道パターン(先ず悪役の出生から描く、悪役は死なずに
病院や刑務所送りというオチ)をやはり現代のありきたり
なひとびとに演じさせるという視点が楽しめたアンブレイ
カブル、ゼメキスのバック・トゥー・ザ.フューチャーの
前半のセリフのように、全てがラストに向けた伏線暗示だ
ったサインとか、「どんなストーリーを描くか」ではなく
「一見ありふれたストーリーを、如何にそれと気付かせな
いように見せるか」という点のみに全力を傾ける監督が
自分は好き。

ラストの「幻像」出現に関しては反感買う輩も多いんだろ
うけど、大鷹が降りてくるシーンが突拍子も無い印象にし
ない為にはあの「猿」は必要なんだよね。

 観ている間、フィッシャー・キングと藤子・F・不二雄
の短編をぼんやりと連想していました。

 ああギリアムは幻想が現実を浸蝕するという視点だから
また全然違う訳だけれども。


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