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鈴木先生11巻・完結

スナップショット 2011-05-01 00-09-53
先日、待望の最終巻が出ました。
って最終回とラスト前のエピソードは漫画アクションとWebで先に
読んでしまってたんですけど‥どうしても我慢出来なくて(馬鹿)‥
以下、ネタバレありです
 2011-05-06 06-32-32
朧げな予感/予想どおり、人間以上の存在である小川の意志を、それまで10巻(!)、半年
顔を隠しひっそりと背景に同化していた少女、岸美香が引き継ぎ、過去の因縁を断つ展開、が
まずメインのひとつ。
同時に、鈴木先生にとっては「掃除当番」で、結局「恵まれている立場の生徒」がそれ故に疲弊
し、命を失う事になってしまったやはり過去の因縁を払拭/克服する為の「賭け」の側面も
持っています。あのときは救えなかった、でも岸さんは‥
だからこそ、表紙裏の生徒達の中で唯一現在の2-Aの生徒でない丸山と、岸さんが並んで
描かれてるのであろうと思いました。

ストーリー、主軸のもうひとつは前巻ラストのコマに描かれていた、水木ユリアの兄、次郎と、
ユウジ/ミツルとの関わり、ミツルが追いつめられて凶行に及ぶ流れが演劇部の「神の娘」と
シンクロしてしまう展開、さまざまな人の、決して悪意からではない、軽卒とも責められない
言動が、ユウジのダークサイドな思い込みネガティブシンキングを援護補助するかのように働
いてしまう偶然を呼び込んでしまいます。

興味深いのは、ユウジの凶行を、関わりをもった人誰もが朧げに予感しているのに対して、
小川蘇美本人が「予知」するような描写が一切なかった点。「神の娘」故、この程度の凶行は
障害にならない、予知する必要もなかったという事?劇中、成長してからの小川は殆ど汗を
かかない(全くではありませんが)描写からもそれは窺えますが。
故に、クライマックスの「ジャンプ」は些かアクロバティック過ぎ、な印象も受けますが、
それ迄描かれていた超自然現象な描写を踏まえればそう不自然でもない展開ではありますかね。
神の娘から女神への変化/成長という鈴木先生のモノローグを確立させる為には必要な
「飛翔」だったのではないかと。

各々のキャラクターは、これはもう細か過ぎるあと数十回通しで読み込まないと気付けない
んじゃないかというくらい相関関係伏線が巧妙複雑過ぎて、ストーリー主軸を把握した後は
そちらが寧ろ楽しくなるくらいの豊潤さですね、幾つか例をあげると遠野の妹と、片桐弟と
の「そういうんじゃないし」だけではちょっと終わりそうもない関係とか、最終回に警備員
が変わってたとか(まっ先にクビ切られた??)、相変わらず横関と樺山は給食おかわりの
取り合いしてるとか(笑)、山センと一緒に学祭に来たカーベー姉の声からカーベーじゃなく
小川さんを連想する平良ちゃんとか(同じバレー部だったのに‥)、まあきりがないので
この辺で。

アクション連載終了後、外伝と称して「ポケットにナイフ」事件が前・後編で連載されました。
短編で最初に描かれた大谷と関先生、小川頭角をあらわすエピソード。展開は短編とそう
変化はありませんが過去の新たな事象が判明する(カーベーとマッシュの関係とか、桃井
先生が壊れた原因は実は‥!とか)点では興味深い作品でした。‥この過去の時点で、既に
足子先生がおかしくなってるのはご愛嬌(笑)。

学祭の演劇、3作品に関しては結局部分/断片的な描写で終わってしまいましたが(2-C
のリア王は本番以外11巻では一切描かれなかったのは物足りない‥)、これも外伝なりで
舞台裏含めいずれ読みたいところです。

何時ものごとく(泣)取り留めも無い文章になってしまいましたが、ひとまずこの辺で‥
あとがきを読んでからだと、丸山の死とか、鈴木先生家族3人の夢のビジョンが辛過ぎ
です‥。
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